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ダークモード対応サイトの設計ポイントと実装の注意点

2026.01.19(MON)

導入部分:ダークモード対応が求められる理由

スマートフォンやパソコンを夜間に利用する際、ダークモードを有効にしているユーザーはご存じですか?
調査によると、全体の約70%のユーザーが何らかのデバイスでダークモード機能を使用しており、特に20〜40代のビジネスパーソンでの利用率は80%を超えています。

もし貴社のWebサイトがダークモードに対応していなければ、このユーザー層から「見づらい」「使いにくい」というネガティブなイメージを持たれるリスクがあります。
特にコーポレートサイトやブランドサイトの場合、第一印象は企業イメージに直結するため、軽視できない課題です。

本記事では、ダークモード対応サイトの設計ポイントと実装時の注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
これを参考に、より多くのユーザーに快適に利用されるWebサイトへの改善を検討してみてください。

課題解決の概要

ダークモード対応には、単に背景を黒くするだけでなく、色彩計画、テキスト可視性、画像の取り扱い、そしてユーザー体験の最適化といった複数の要素を総合的に考える必要があります。
本記事を読むことで、以下の3つが実現できます。

  • ユーザー満足度の向上:すべてのユーザーが快適に利用できるサイトへ
  • ブランドイメージの保護:美しさと機能性を両立したデザインの実現
  • 技術的な実装知識:WordPressでもカスタムコーディングでも対応できる具体的な手法

ダークモード対応の5つの設計ポイント

1. 色彩計画の最適化:コントラスト比に気をつける

ダークモード対応で最も重要なのが、背景色とテキスト色のコントラスト比です。
WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)ガイドラインでは、通常のテキストで4.5:1以上、大きなテキストで3:1以上のコントラスト比が推奨されています。

よくある失敗例は、ライトモード用に設計したグレーのテキストをダークモードでも流用してしまうケースです。
黒背景にグレーテキストでは極めて読みづらくなります。
ダークモードでは白またはより明るいグレーを使用し、十分なコントラストを確保してください。わw

実装例として、CSSで以下のように設定する方法があります。
背景色と文字色を明確に分離し、メディアクエリで両モードに対応させることが重要です。

2. 画像・アイコンの扱い方:背景に応じた調整

写真やグラデーション背景の画像は、ダークモードでの見え方に注意が必要です。
特にイラストやアイコンは、背景色の変化に応じて色味が変わって見える場合があります。

あるコーポレートサイト制作の事例では、ライトモードでは白抜きのアイコンが視認しやすかったのに、ダークモード対応時に同じアイコンを使用したところ、黒背景では全く見えなくなってしまいました。
このような事態を避けるには、ダークモード用に調整されたアイコンやカラーバリエーションを準備することが必須です。

SVGファイルの場合は、CSSで色を制御できるため、メディアクエリで色を切り替える方法が効果的です。

3. ボタンやフォームの可視性確保

ダークモード対応では、CTAボタン(Call To Action)やフォーム要素の見え方が大きく変わります。
ライトモード用に設計したボタンがダークモードで目立たなくなるケースは少なくありません。

ボタンの色は背景色から十分に浮き立つ明度を確保し、ホバー時のフィードバックもダークモードで明確に表示される工夫が必要です。
フォーム入力欄の枠線や背景色も、ユーザーが入力可能な状態であることが一目でわかるよう設計してください。

4. 段階的な導入と互換性テスト

ダークモード対応を一度にすべてのページに適用するのではなく、段階的に導入することをお勧めします。
まずはトップページなどの主要ページから始め、ユーザーからのフィードバックを収集しながら改善していくアプローチが現実的です。

特にWordPressの場合、プラグインやカスタマイズによって色々な要素が組み込まれていることが多いため、対応前に充分なテストが欠かせません。
Chrome、Safari、Firefoxなど主要ブラウザでの表示確認、およびスマートフォン・タブレット・デスクトップでの見え方確認を必ず実施してください。

5. ユーザーの選択肢を用意する配慮

OSのダークモード設定に自動で対応させるのが基本ですが、理想的には「ユーザーが手動で切り替える機能」も提供できると親切です。
これにより、明確な理由があってライトモードを使用したいユーザーのニーズにも対応できます。

ただし実装の複雑さを考えると、まずはOS設定への自動対応を優先し、その後の段階で切り替え機能の追加を検討する方が現実的です。

実装時の具体的なステップ

ステップ内容所要時間
色彩計画の策定ダークモード用のカラーパレット作成1〜2日
デザインファイルの作成ライト・ダークの2パターンをデザイン3〜5日
CSS実装メディアクエリでの対応コーディング2〜3日
コンポーネント検証ボタン、フォーム等の個別テスト1〜2日
ブラウザ・デバイステスト全ページの表示確認2〜3日

ダークモード対応では、これらのステップを順序よく進めることで、品質を保ちながら効率的に実装できます。

WordPressでのダークモード対応:linedot designの事例

linedot designでは、年間100件以上のWordPress制作実績の中で、多くのダークモード対応プロジェクトを手がけてきました。
WordPress専門集団だからこそ、テーマやプラグインの特性を理解した上で、「型にはまらない洗練されたデザイン」と「専門知識不要の簡単更新」を両立させた実装が可能です。

特に、カスタム投稿タイプやカスタムフィールドが多く組み込まれたコーポレートサイトでは、色彩計画がより複雑になるため、専門的なノウハウが必要です。
その際、納品後の運用説明書と操作説明会により、管理者がダークモード対応後も安心して更新作業を進められる環境を整備しています。

まとめ:ダークモード対応は企業ブランドの競争力

ダークモード対応は、もはや「あったら便利」という段階ではなく、「必須の機能」へと進化しています。
ユーザー満足度の向上、ブランドイメージの保護、そしてSEO評価の向上にも間接的に貢献する重要な施策です。

本記事で解説した5つの設計ポイントと実装ステップを参考に、貴社のWebサイトを次のレベルへ進化させることをお勧めします。
色彩計画の最適化から互換性テスト、ユーザーの選択肢提供まで、一つひとつの要素を丁寧に検討することで、すべてのユーザーに快適に利用されるサイトが実現できるのです。

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WordPressサイトの制作や運用でお悩みでしたら、**linedot design(ラインドットデザイン)**にお気軽にご相談ください。
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ダークモード対応を含む、ブランディングに強いWebサイト制作で、企業の競争力向上をサポートいたします。

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