Web制作に使える言語「HTML」について解説!

2024.06.11(TUE)

HTMLとは

HTMLは、Hyper Text Markup Languageの略で、主にWebページを作成するために使用されるマークアップ言語の一つです。
HTMLの登場は1990年代初頭に始まり、現在ではほとんどのWebページがHTMLで作成されています。
HTMLを使うことで、テキスト、画像、リンクなどの要素をWebページに配置し、ブラウザで表示させることが可能になります。

マークアップ言語とは?

マークアップ言語とは、文書を構造化するために「マーク」を使って指示を与える言語です。
代表的なマークアップ言語には、SGML(Standard Generalized Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)などがあります。
HTMLもその一つであり、文書内に「ここはタイトル」「ここは段落」といった指示を与えることで、文書の構造を定義します。

マークアップ言語とプログラミング言語は異なります。
プログラミング言語はデータ計算や処理を行うためのものであり、マークアップ言語は文書の構造を定義するためのものです。
この違いは大切なので理解しておきましょう。

HTMLの仕組み

HTMLの基本的な仕組みを見ていきましょう。
コンピューターは人間と違い、視覚的に重要な文書とそうでない文書を見分けることができません。
そこで、「タグ」と呼ばれるマークを使って、コンピューターに文書の構造を教えます。

例えば、次のようなタグがあります:

  • <h1>:大見出しを表すタグ
  • <p>:段落を表すタグ
  • <a>:リンクを作成するタグ
  • <b>:太字にするタグ

以下は具体例です:

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>HTMLの例</title>
</head>
<body>
<h1>これは大見出しです</h1>
<p>これは段落です</p>
<a href=”https://www.example.com”>ここをクリック</a>
<b>これは太字です</b>
</body>
</html>

このHTMLコードをブラウザで開くと、以下のように表示されます:

  • 大見出し「これは大見出しです」が大きく表示される
  • 段落「これは段落です」が通常のテキストとして表示される
  • リンク「ここをクリック」が青色で表示され、クリックすると指定されたURLに移動する
  • 太字「これは太字です」が太く表示される

HTMLが使われているところ

HTMLは主にWebページを作成するために使用されますが、それ以外にもさまざまな用途があります。
以下にいくつかの例を挙げます。

Webページ

ほとんどのWebページはHTMLで作成されています。
HTMLを使うことで、テキスト、画像、リンク、フォームなどの要素を組み合わせて、ブラウザで表示できるページを作成できます。
CSS(Cascading Style Sheets)と組み合わせることで、ページのデザインやレイアウトを細かく調整することが可能です。

電子メール

HTML形式の電子メールは、テキスト形式のメールに比べて表現力が豊かです。
例えば、色やフォントの変更、画像の挿入、リンクの追加などが可能です。
このため、ニュースレターやプロモーションメールなど、視覚的に訴求力のあるメールを作成する際に広く使われています。

スマートフォンアプリ

一部のスマートフォンアプリでは、HTMLを使ってインターフェースを作成しています。
例えば、Webビューを使ってHTMLで作成されたページをアプリ内で表示することができます。
この方法は、Web開発の知識を活かして迅速にアプリを開発する際に有効です。

まとめ

HTMLは、Webページや電子メール、アプリケーションのインターフェースなど、さまざまな場所で使用されている重要な技術です。
その基本的な仕組みを理解することで、より効果的に情報を伝える手段を得ることができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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