ヒートマップ分析とは?詳細解説とその活用法を解説!
2024.07.29(MON)
ヒートマップは、ユーザーのウェブサイト上での行動を視覚的に分析するための強力なツールです。
本記事では、ヒートマップの基本から、具体的な活用法までを詳しく解説します。
ヒートマップは大きく分けて2種類あり、それぞれの特徴と使い方についても触れていきます。
ヒートマップの種類
ヒートマップには、主に「スクロール解析」と「クリック/タップ解析」の2種類があります。
スクロール解析
スクロール解析は、ユーザーがどの部分を見ているのか、どこでサイトを離脱しているのかを把握するためのものです。
具体的には、以下の点を視覚化します。
- 滞在時間の長い箇所:赤く表示される部分は、ユーザーが長く滞在している場所です。
この部分は、ユーザーが特に関心を持っているコンテンツである可能性が高いです。 - 離脱ポイント:ユーザーがどの部分でサイトを離脱しているのかを示します。
この情報を基に、離脱率の高い箇所を改善することで、サイト全体のパフォーマンスを向上させることができます。
このデータを基に、より具体的な改善策を講じることができます。
クリック/タップ解析
クリック/タップ解析は、ユーザーがどこをクリックまたはタップしているのかを視覚化するものです。
この解析により、ユーザーのニーズを把握することができます。
- クリック解析:主にPCユーザーを対象に、どの部分がクリックされているのかを示します。
赤く表示される部分は、特にクリック数が多い箇所です。 - タップ解析:スマホやタブレットのユーザーを対象に、どの部分がタップされているのかを示します。
こちらも赤く表示される部分が多くタップされた箇所です。
これにより、ユーザーの詳細な行動を把握し、改善点を見つけることができます。
ヒートマップを活用するポイント
ヒートマップを活用する際に注目すべきポイントは以下の2つです。
ユーザーの興味を把握する
ユーザーが特に興味を持っているコンテンツはどこかを把握することが重要です。
具体的には、以下の指標を確認します。
- 滞在時間の長い箇所:赤く表示される部分は、ユーザーが長く滞在している場所です。
ここを重点的に確認し、ユーザーの関心を引くコンテンツがどこにあるのかを把握します。 - クリック/タップ箇所:ユーザーがどの部分をクリックまたはタップしているのかを確認します。
これにより、ユーザーがどのリンクやボタンに関心を持っているのかがわかります。
ユーザーの興味を失うポイントを把握する
逆に、ユーザーが興味を失っている箇所を把握することも重要です。以下の指標を確認します。
- 滞在時間の短い箇所:滞在時間が短い箇所は、ユーザーの関心が薄い可能性が高いです。
これらの箇所を改善することで、ユーザーの離脱を防ぐことができます。 - 離脱ポイント:ユーザーがどの部分でサイトを離脱しているのかを確認します。
これにより、特定の箇所での問題点を特定し、改善策を講じることができます。
具体例
具体例として、ランディングページ(LP)のヒートマップを比較してみます。
悪いLPの例
- ファーストビュー:最初に表示される部分で70%が離脱し、滞在時間は約4秒です。
この部分のコンテンツに問題があり、ユーザーの興味を引けていない可能性があります。 - ファーストビュー下:滞在時間が2秒以下となり、多くのユーザーが早期に離脱しています。
良いLPの例
- ファーストビュー:離脱率は20%と低く、滞在時間は7秒から5秒です。ユーザーがこの部分に興味を持っていることがわかります。
- 全体的な滞在時間:下の方のコンテンツでも滞在時間が長く、ユーザーがコンテンツをしっかりと見ていることがわかります。
まとめ
ヒートマップを使うことで、ユーザーの行動を視覚的に把握し、サイトの改善点を具体的に見つけることができます。
特に、ユーザーが興味を持っているポイントと、興味を失っているポイントを把握することで、効果的な改善策を講じることができます。
ぜひ、自分の管理するサイトでもヒートマップを活用して、ユーザーエクスペリエンスを向上させましょう。
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