Webサイト全体で言葉のブレを防ぐ「用語統一ルール」の作り方
言葉のブレが企業サイトの信頼性を損なう
Webサイトを運用していて、「お問い合わせ」と「お問合せ」が混在していたり、「サービス」と「サービス紹介」がページによって違ったりすることはありませんか?
こうした言葉のブレは、訪問者に「管理が行き届いていない」という印象を与え、企業の信頼性を損なう原因になります。
特に複数人でコンテンツを更新するWordPressサイトでは、表記ルールが明確でないと言葉のブレが生じやすくなります。
実際、弊社が年間100件以上のWeb制作案件をお手伝いする中で、「サイト全体で表記が統一されていない」というご相談を多くいただきます。
用語統一ルールがもたらす3つのメリット
用語統一ルールを整備することで、以下のような効果が期待できます。
1. ブランドイメージの向上
一貫した言葉遣いは、プロフェッショナルな印象を与え、企業の信頼性を高めます。
統一された表記は、ブランドガイドラインの一部として機能します。
2. SEO効果の最適化
同じ意味の言葉でも表記が異なると、検索エンジンは別のキーワードとして認識します。
表記を統一することで、特定のキーワードでの評価が集約され、検索順位の向上につながります。
3. 更新作業の効率化
明確なルールがあれば、複数の担当者が更新しても表記ブレが発生しません。
確認作業の時間も大幅に削減できます。
効果的な用語統一ルールを作る5つのステップ
ステップ1:現状の表記ブレを洗い出す
まずは既存サイトの全ページを確認し、表記が揺れている言葉をリストアップします。
特にチェックすべき項目は以下の通りです。
- 送り仮名の有無(「問合せ」vs「問い合わせ」)
- 英数字の全角・半角(「Web」vs「WEB」)
- カタカナ表記(「サーバー」vs「サーバ」)
- 敬語表現(「ご利用」vs「利用」)
- 記号の使い方(「・」vs「/」)
この作業には、サイト内検索やテキストエディタの検索機能を活用すると効率的です。
WordPressの場合、データベースを検索できるプラグインを使用すると便利です。
ステップ2:業界標準と自社の方針を確認する
表記を決める際は、業界で一般的に使われている表記と、自社のブランドトーンを考慮します。
例えば、IT業界では「Webサイト」という表記が一般的ですが、あえて「ウェブサイト」とすることで親しみやすさを演出する企業もあります。
競合他社のサイトや業界の専門メディアの表記も参考にしましょう。
ステップ3:優先順位をつけてルール化する
すべての言葉を一度にルール化しようとすると、膨大な時間がかかります。
まずは頻出する重要な用語から優先的にルール化していきましょう。
優先度の高い用語例:
- 会社名・サービス名・商品名
- ナビゲーションメニューの項目
- 頻繁に使用する業界用語
- CTAボタンのテキスト(「お問い合わせ」「資料請求」など)
- 単位や記号の表記
表形式でまとめると、誰でも参照しやすくなります。
| 用語 | 正しい表記 | 誤った表記例 | 備考 |
|---|---|---|---|
| お問い合わせ | お問い合わせ | お問合せ、問い合わせ | 送り仮名を省略しない |
| WordPress | WordPress | wordpress、Word Press | 大文字小文字に注意 |
| Webサイト | Webサイト | WEBサイト、ウェブサイト | 「Web」は先頭のみ大文字 |
ステップ4:ルールブックを作成して共有する
用語統一ルールは、Google スプレッドシートやNotion、WordPressの固定ページなど、複数人が簡単にアクセスできる場所に保管します。
ルールブックには以下の情報を含めると効果的です。
- 基本方針:「です・ます調」で統一、敬語の使い方など
- 用語集:正しい表記と誤った表記例を一覧化
- 判断基準:迷ったときの判断フローチャート
- 更新履歴:ルール変更の日付と理由
定期的に見直しを行い、新しい用語や表記の変更があれば随時更新していくことが重要です。
弊社では、納品時にクライアント企業様専用の「WordPress運用説明書」をご提供し、用語統一ルールも含めた運用ガイドラインをお渡ししています。
ステップ5:チェック体制を構築する
ルールを作っただけでは、現場で徹底されません。
公開前のチェック体制を整えることが、言葉のブレを防ぐ最後の砦となります。
効果的なチェック方法:
- 公開前のダブルチェック体制
- WordPressの校正支援プラグインの活用
- 定期的なサイト全体の表記チェック(3ヶ月に1回程度)
- 新規メンバーへのルールブック共有の徹底
弊社では、週一回の定例ミーティングでコンテンツの確認を行い、クライアント企業様と一緒に表記の統一性を維持しています。
すぐに始められる実践アクション
用語統一ルールの整備は、一度に完璧を目指す必要はありません。
以下のステップで少しずつ進めていきましょう。
- 今週中に:サイトのトップページとナビゲーションメニューの表記をチェック
- 今月中に:頻出する20語の表記ルールを決定
- 3ヶ月以内に:全ページの表記を統一し、ルールブックを完成させる
特にコーポレートサイトのリニューアルやWordPressへの移行を検討している場合は、このタイミングで用語統一ルールを整備することをおすすめします。
新しいサイトを「統一された言葉」でスタートさせることで、その後の運用がスムーズになります。
まとめ:言葉の統一が企業の信頼性を高める
Webサイトにおける言葉のブレは、小さな問題に見えて、企業イメージに大きな影響を与えます。
用語統一ルールを整備することで、ブランド価値の向上、SEO効果の最適化、そして運用効率の改善という3つのメリットが得られます。
まずは頻出する重要な用語から優先的にルール化し、チーム全体で共有できる体制を作りましょう。
複数人でコンテンツを更新するWordPressサイトでは、特にこうしたルールの重要性が高まります。
WordPressサイトの制作や運用でお悩みでしたら、linedot design(ラインドットデザイン)にお気軽にご相談ください。
貴社のニーズに合わせた最適なWeb制作プランをご提案いたします。
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