WebP・AVIF画像形式でサイトを軽量化する方法|WordPress制作の実践ガイド

導入:Webサイトの表示速度が企業イメージを左右する時代
Webサイトの表示速度が遅いと、訪問者の約70%が3秒以内に離脱してしまうという調査結果があります。
特に企業サイトやコーポレートサイトでは、ブランドイメージの低下や問い合わせ機会の損失に直結するため、表示速度の改善は喫緊の課題です。
サイトの重さの原因の多くは、実は「画像ファイル」にあります。
通常のJPEG形式やPNG形式で複数の高解像度画像を使用すると、ページ全体が数MBに達することも珍しくありません。
この問題を根本的に解決するのが、WebPとAVIFという最新の画像形式です。
課題解決の概要:最新画像形式で30~50%のファイルサイズ削減が可能
この記事では、WebPとAVIFの特徴、導入のメリット、そして実装方法までをわかりやすく解説します。
記事を読むことで、あなたのWordPressサイトは確実に軽量化でき、検索順位の向上とユーザー体験の向上が期待できます。
WebPとAVIFとは?|次世代画像形式の基礎知識
WebPの特徴と利点
WebPは、Googleが2010年に開発した画像形式です。
従来のJPEG形式と比べて、同じ画質でもファイルサイズを25~35%削減できるという優れた特性があります。
例えば、1枚の商品写真がJPEG形式で500KBの場合、WebP形式では約350KBまで圧縮できます。
このサイズ削減は、サイト全体の表示速度に大きく影響し、ユーザー離脱率の低下や検索エンジンの評価向上につながります。
AVIF形式:さらに進化した最新規格
AV1ビデオコーデックの静止画版であるAVIFは、WebPを上回る圧縮性能を持っています。
同じ画質を保ちながら、JPEG形式比で50~60%のファイルサイズ削減が可能です。
ただし、AVIF対応のブラウザはWebPより少ないため、実装時には後述する「フォールバック」という対応が必要になります。
画像形式の比較表|どの形式を選ぶべきか
| 形式 | ファイルサイズ | 画質 | ブラウザ対応 | 推奨用途 |
| JPEG | 1基準(100%) | 高 | 全て対応 | 写真・グラデーション |
| PNG | 150~200% | 高(透明度対応) | 全て対応 | ロゴ・イラスト |
| WebP | 75~70% | 高 | 90%以上 | 標準的な画像 |
| AVIF | 50~40% | 高 | 70%程度 | 高精度が必要な画像 |
実装戦略としては、AVIF → WebP → JPEG/PNGの優先順位で提供することで、古いブラウザにも対応しながら、最新ブラウザには最高効率の形式を配信できます。
WebP・AVIF導入による具体的なメリット
1. SEO評価の向上
Googleは「ページスピードインサイト」というツールを提供しており、表示速度はSEO評価に直接反映されます。
WebP・AVIFの導入により、ページサイズが削減され、読み込み速度が改善されるため、Google検索での順位向上が期待できます。
大手企業の事例では、画像形式の最適化により、モバイル表示速度が平均3秒短縮され、その結果アクセス数が15~25%増加したという報告もあります。
2. モバイルユーザー体験の大幅改善
モバイルデバイスでのアクセスは、全体の60%以上を占めるようになりました。
特に4G回線やWiFi接続が不安定な環境では、ファイルサイズの削減が使いやすさに直結します。
WebP・AVIFの導入で、画像の読み込み時間が短縮され、ユーザーのストレスが大幅に軽減されます。
3. サーバー負荷の軽減とコスト削減
ファイルサイズが小さくなると、サーバーへのリクエスト処理が軽くなり、自動的にサーバー負荷が低下します。
結果として、サーバー代やCDN費用も削減でき、特に月間アクセス数が多いサイトでは顕著な効果が期待できます。

WordPress環境でのWebP・AVIF導入方法
方法1. プラグインを使用した自動変換(最も簡単)
WordPressでは、画像を自動的にWebP・AVIF形式に変換してくれるプラグインが複数あります。
代表的なものは「Imagify」「ShortPixel」「WebP Express」などです。
これらのプラグインは、アップロード時に自動で複数の形式を生成し、ブラウザに応じて最適な形式を配信します。
初心者にとって最も手軽な方法です。
方法2. .htaccessによるサーバー側での自動配信
ApacheサーバーではMOD_REWRITEを使用し、.htaccessファイルを編集することで、古いJPEG・PNGのリクエストをWebP・AVIFに自動転送できます。
ただし、サーバー環境や.htaccess編集の権限が必要なため、中~上級者向けの方法です。
方法3. HTMLタグの書き換え(完全制御が可能)
以下のようなHTMLのpicture要素を使用することで、ブラウザごとに最適な画像形式を指定できます。
html
<picture>
<source srcset="image.avif" type="image/avif">
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="商品画像">
</picture>
WordPressテーマをカスタマイズして実装すれば、完全な制御が可能です。
実践ステップ|今からできる3ステップの実装方法
ステップ1. 現状のサイト分析(15分)
まずはGoogle Page Speed InsightsにサイトのURLを入力し、画像関連の改善提案をチェックしましょう。
特に「次世代形式での画像の配信」という項目があれば、改善の余地があります。
ステップ2. 最適なプラグイン選定とインストール(30分)
WordPress環境であれば、「Imagify」や「ShortPixel」などのプラグインを試用期間で利用してみることをお勧めします。
各プラグインは無料プランでも基本的な機能が使用できます。
ステップ3. 既存画像の一括変換と配信設定(1~2時間)
プラグインをインストール後、既存画像ライブラリに対して一括変換を実行します。
その後、配信設定でブラウザ互換性の自動判定を有効にすれば、自動的に最適な形式が配信されるようになります。
よくある質問と対策
Q. 古いブラウザでは表示されないのか?
A. いいえ。
上記で説明した方法では、必ずフォールバック(代替形式)としてJPEGやPNGを用意しているため、全てのブラウザで正常に表示されます。
Q. 実装に技術的な知識は必要?
A. プラグインを使用する場合は、ほぼ不要です。
ただし、カスタマイズが必要な場合や最適な設定を求める場合は、Web制作の専門家に相談することをお勧めします。
Q. コンバージョン率に影響するのか?
A. 表示速度の改善は間接的にコンバージョン率向上に寄与します。
実装企業の多くが、離脱率の低下と滞在時間の延長を報告しています。

まとめ|サイト軽量化は競争力の源
WebP・AVIF形式の導入は、もはや「オプション」ではなく、競合他社に差をつけるための「必須施策」となっています。
30~50%のファイルサイズ削減は、確実にSEO評価を高め、ユーザー体験を向上させます。
特にコーポレートサイトやブランドサイトでは、表示速度の遅さがブランドイメージを損ないかねません。
この機会に、ぜひ最新の画像形式導入を検討してください。
次のアクション|専門家の支援を活用しよう
WebPやAVIFの導入は技術的に複雑に思えるかもしれませんが、適切な計画と実装があれば、確実に成果につながります。
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