Webデザインには必須!?CSSの基礎を解説!
今回は、CSSとは何か、HTMLとの役割の違い、そしてCSSがなぜ必要なのかについて詳しく解説します。
CSSとは?
CSSとは「Cascading Style Sheets(カスケーディングスタイルシート)」の略で、スタイルシート言語の一つです。
スタイルシート言語とは、構造化された文書のデザインを変更するための言語のことです。
具体的には、CSSを用いることで以下のようなデザインの変更が可能になります:
- 文字の太さや色の変更
- 背景色の設定
- 余白の調整
- フォントの指定
CSSを使いこなせるようになると、Webページのデザインを自由自在に操ることができるようになります。
例えば、文字を太くして強調したり、背景にグラデーションをかけたり、コンテンツを中央揃えにしたりすることが簡単にできるようになります。
ちなみに、スタイルシート言語にはCSSの他にXML用のスタイルシート言語であるXSL(Extensible Stylesheet Language)も存在しますが、CSSがWebデザインにおいて最も広く使われています。
HTMLとCSSの役割の違い
Webページを作成する際には、HTMLとCSSの両方を使用します。それぞれの役割は次の通りです
HTMLとは?
HTML(HyperText Markup Language)は、Webページの構造を定義するための言語です。
HTMLを使って、テキスト、画像、リンク、表などの要素を配置し、文書の基本的な骨組みを作ります。
例えば、見出しや段落を指定したり、リンクを設定したり、画像を挿入したりします。
CSSとは?
CSSは、HTMLで構造化された文書のデザインを変更するための言語です。
HTMLで作成された骨組みに対して、CSSを使ってスタイルを適用し、見栄えを整えます。
具体的には、フォントの種類やサイズ、色、レイアウトなどを指定することができます。
JavaScriptとの関係
さらに、Webページに動きを加えるためにはJavaScriptが使われます。
JavaScriptを使うことで、ページを更新しなくても画像が切り替わったり、入力中に検索候補が表示されたりといった動的な機能を実現できます。
普段私たちがよく目にするWebサイトは、HTMLで文書を構造化し、CSSでデザインを整え、JavaScriptで動きをつけるという役割分担で成り立っています。
CSSが必要な理由
では、なぜCSSが必要なのでしょうか?CSSが重要な理由は以下の通りです
デザインの詳細なカスタマイズ
文字の太さを変えたり、色を変更したりといった文書の装飾はHTMLでもある程度可能ですが、CSSを使うとより細やかなデザインが可能になります。
例えば、以下のようなデザイン調整ができます:
- 他の文字や画像との間隔を広げて見やすくする
- 画像やボタンを均等に並べる
- 背景色や背景画像の設定
- レスポンシブデザインの実現(画面サイズに応じたレイアウトの変更)
コードの読みやすさと保守性
HTMLは文書の構造を記述し、CSSはデザインを記述するという役割分担にすることで、Webページのソースコードが読みやすくなります。
ソースコードが読みやすいと、Webサイトの修正や改善が容易になります。
逆に、ソースコードが読みづらいと、変更する際に時間がかかり、ミスが発生しやすくなります。
例えば、大規模なWebサイトで多くのページがある場合、一つのCSSファイルを使って全てのページのデザインを一括で管理することができます。
これにより、一つのCSSファイルを修正するだけで全てのページのデザインを更新することが可能になります。
一貫性のあるデザイン
CSSを使うことで、Webサイト全体で一貫性のあるデザインを実現できます。
例えば、全てのページで同じフォントや色を使用することで、統一感のあるデザインが可能になります。
これにより、ユーザーはサイト内を移動する際に違和感を感じることなく、スムーズに利用することができます。
まとめ
CSSは、Webページのデザインを変更するための強力なツールです。
HTMLと組み合わせることで、構造とデザインを分けて管理し、効率的かつ美しいWebサイトを作成することができます。
CSSを使いこなすことで、デザインの自由度が高まり、より魅力的なWebページを作成することが可能になります。
この記事がCSSの理解を深める一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。