ブランドサイトとコーポレートサイト、目的に合わせた使い分けでブランド力を最大化する

こんにちは、linedot design(ラインドットデザイン)です。
自社のWebサイトを制作する際、「コーポレートサイト」と「ブランドサイト」のどちらを作るべきか悩まれていませんか?
あるいは「そもそも両者の違いとは何なのか」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、ブランドサイトとコーポレートサイトの違いや特徴、それぞれの活用シーンについて解説します。
自社に最適なWebサイト戦略を見つける手助けになれば幸いです。
ブランドサイトとコーポレートサイト、その違いとは?
まずは基本的な違いを理解しましょう。
簡潔に言えば、次のような違いがあります。
コーポレートサイトとは
コーポレートサイトは、会社の「顔」となる公式Webサイトです。
主な特徴は以下の通りです:
- 目的: 企業情報の総合的な発信
- 内容: 会社概要、事業内容、IR情報、採用情報など
- 対象: 顧客、取引先、株主、就職希望者など幅広いステークホルダー
- トーン: フォーマルで信頼性を重視
ブランドサイトとは
一方、ブランドサイトは特定の製品やサービスのブランド価値を高めるための専用サイトです:
- 目的: ブランドのストーリーやビジョンの共有、感情的な繋がりの構築
- 内容: ブランドの世界観、商品・サービス情報、ユーザー体験ストーリーなど
- 対象: 主に顧客や見込み客
- トーン: 感情に訴えかけるクリエイティブな表現

ブランドサイトとコーポレートサイトの比較表
特徴 | コーポレートサイト | ブランドサイト |
主な目的 | 企業情報の提供 | ブランドの世界観表現 |
訴求ポイント | 信頼性・安定性 | 感情的な価値・世界観 |
デザイン傾向 | 機能的・情報整理重視 | 感覚的・体験重視 |
更新頻度 | 定期的(IR情報など) | キャンペーンやシーズンに合わせて |
成功指標 | 情報到達率・問い合わせ数 | エンゲージメント率・滞在時間 |
それぞれのサイトの活用シーン
コーポレートサイトが効果的なケース
企業としての総合的な情報発信が必要な場合
複数の事業や製品を展開している企業は、それらを統括するハブとしてコーポレートサイトが必須です。
当社のクライアント様の中でも、年商10億円を超える企業様は約80%がコーポレートサイトを中心に据えています。
B2B事業が中心の場合
取引先や協業先へのアピールには、会社の安定性や信頼性を示すコーポレートサイトが効果的です。
実際、弊社のB2B企業のクライアント様ではコーポレートサイトのリニューアル後、問い合わせ数が平均30%増加するケースが多いです。
採用活動を強化したい場合
求職者は企業の全体像を把握したいため、丁寧に構成されたコーポレートサイトが採用活動を後押しします。
ブランドサイトが効果的なケース
特定の商品・サービスを押し出したい場合
新製品のローンチや主力商品の認知度向上には、その世界観に没入できるブランドサイトが効果的です。
特に消費者向け製品では、ブランドサイト導入により平均滞在時間が2倍以上になるケースも珍しくありません。
感情的なつながりを重視する場合
ライフスタイル製品やラグジュアリーブランドなど、感情や価値観に訴えかける製品には、ストーリーテリングに長けたブランドサイトが適しています。
キャンペーンを展開する場合
期間限定の販促キャンペーンや新ブランドのローンチには、インパクトのあるブランドサイトが注目を集めます。

両者の効果的な使い分け方と連携戦略
多くの企業にとって、コーポレートサイトとブランドサイトを併用するのが理想的なアプローチです。以下に効果的な連携戦略をご紹介します:
1. コーポレートサイトをハブとして構築
企業の基本情報はすべてコーポレートサイトに集約し、各ブランドやプロジェクトへの「入口」として機能させます。
WordPressのマルチサイト機能を活用すれば、管理負担を軽減しながらこの連携が可能です。
2. ブランドごとに独自のブランドサイトを展開
各ブランドやプロジェクトには、独自のドメインやサブドメインでブランドサイトを構築。
ここでは自由度の高いデザインでブランドの世界観を表現できます。
3. クロスリンクによる相互送客
コーポレートサイトからブランドサイトへ、またその逆も適切にリンクすることで、ユーザーの回遊性を高めます。
これにより平均セッション時間が25%向上した事例も弊社では経験しています。
WordPressで実現する効率的なサイト運用
どちらのタイプのサイトもWordPressで構築することで、次のメリットが生まれます:
- 統一された管理システム: 複数サイトでも同じ管理画面で操作可能
- コンテンツの再利用: 一度作ったコンテンツを別サイトでも活用可能
- SEO対策の一元化: 各サイト間の連携を含めたSEO戦略の実施が容易
- 更新作業の効率化: テンプレート化により更新作業が簡素化
実際に弊社が支援したアパレルブランドでは、コーポレートサイトと複数のブランドサイトをWordPressで一元管理することで、更新作業の工数を従来比60%削減することに成功しました。
まとめ:自社に最適なWeb戦略を見つけるために
ブランドサイトとコーポレートサイト、どちらが正解というわけではありません。
重要なのは、自社の事業目的やターゲットオーディエンスに最適な組み合わせを見つけることです。
- コーポレートサイトが優先: 総合的な企業情報の発信や信頼性の構築が目的の場合
- ブランドサイトが優先: 特定の製品・サービスの世界観や感情的な繋がりを重視する場合
- 両者の連携: 総合的なWeb戦略として両方を効果的に活用する場合
効果的なWebサイト戦略は、ビジネスの成長を加速させる重要な要素です。
自社にとって最適な選択をするために、専門家のアドバイスを受けることも検討してみてはいかがでしょうか。
WordPressサイトの制作や運用でお悩みでしたら、linedot design(ラインドットデザイン)にお気軽にご相談ください。
貴社のニーズに合わせた最適なWeb制作プランをご提案いたします。
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