Webエンジニアって何をする人?基本的なことを解説!
近年、IT業界の中でも特に人気のある職業として「Webエンジニア」が注目を浴びています。
しかし、具体的にどのような仕事をしているのか、どのようなスキルが必要なのかを詳しく知っている人は少ないかもしれません。
本記事では、Webエンジニアの仕事内容やその魅力、必要なスキルについて詳しく解説します。
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアとは、主にWebサービスやWebアプリケーションの開発を担当するエンジニアのことを指します。
実際の例として、食べログやFacebook、Twitterなどの人気Webサービスやアプリケーションが挙げられます。
これらのサービスはすべてWebエンジニアによって構築されています。
具体的な業務内容としては、システムエンジニアが設計した設計書をもとに、Webサービスの構築を行うことが主な仕事です。
また、それ以外にもWebサイトの作成、システムの構築作業、Webサイトの保守・メンテナンスなどを行うこともあります。
使用するプログラミング言語
Webエンジニアがよく使用するプログラミング言語としては、Ruby、JavaScript、HTML/CSS、PHPの4つが主流です。これらの言語を扱えることが、Webエンジニアとして活躍するための基本的なスキルとなります。
- Ruby:Webアプリケーション開発の効率を上げるフレームワーク「Ruby on Rails」を使用することで知られています。
多くのWebアプリケーション開発で利用される人気の言語です。 - JavaScript、HTML/CSS:Webサイトを作成する際に、デザインや動きを加えるために必要な言語です。
- PHP:サーバーサイドで動くプログラミング言語で、動的なWebページの作成に使われます。
年収とキャリアパス
IT・Web業界に特化した求人サイト「Find Job」で公開されているデータによれば、Webエンジニアの平均年収は約456万円であり、一番多い層が400〜500万円とされています。
しかし、年収は経験年数やスキルレベルによって大きく異なります。例えば、経験が浅い20代のWebエンジニアの場合は300万円台であることが多いですが、30代になり経験を積むと490〜530万円となることが一般的です。
また、経験を積んだ後にフリーランスとして独立するWebエンジニアも多く、その場合は年収1000万円以上を稼ぐ人も少なくありません。
フリーランスとして働く場合でも、会社で働く場合でも、高い技術力を身につけることが重要です。
Webエンジニアの魅力
Webエンジニアの魅力として以下の3つが挙げられます。
- 自由度の高い働き方
- 自社開発のしやすさ
- スキルアップの機会が多い
自由度の高い働き方
Webエンジニアが活躍する職場は、ベンチャー企業など比較的新しい企業が多く、職場での服装や出勤時間の自由度が高い傾向にあります。
例えば、服装に関してはスーツではなく私服での通勤が許可されている企業も多く、出勤時間に関してもフレックス制度を導入している企業が多いです。
また、職場環境としてもドリンクスペースが用意されていたり、会社が資格取得のための費用を負担してくれたりと、働きやすい環境が整えられている場合が多いです。
自社開発のしやすさ
Webエンジニアは、WebサービスやWebアプリケーションなどを自社で開発できるという強みを持っています。
外部企業からシステム開発の依頼を受けて仕事をする場合もありますが、その場合は顧客の要望に沿った開発を行わなければなりません。
一方、自社開発の場合は、自社で新しいサービスの企画から開発までを一貫して行うことができ、完成した時の達成感を味わうことができます。
また、初期段階からプロジェクトに携わることができるため、サービスの方向性を社内で共有しながらシステム開発を進めることができるのも魅力の一つです。
スキルアップの機会が多い
Webエンジニアの業務内容は、Webサービスの設計、プログラミング、テスト作業、保守・点検など多岐に渡ります。
そのため、幅広い業務を経験することができ、スキルアップがしやすい環境にあります。
また、Webエンジニアの開発現場では少人数でプロジェクトを組んで開発を行うケースも多く、様々な業務を担当することになります。
扱う言語も、RubyやJavaScript、HTML/CSSなど幅広く、時にはJavaやPythonを利用することもあります。
そのため、様々な言語を学びながら開発を進めていくことで、スキルアップがしやすいのです。
Webエンジニアに必要なスキル
Webエンジニアになるために必要なスキルは、先ほど紹介したプログラミング言語だけではありません。
以下の3つのスキルも重要です。
- フレームワーク
- 統合開発環境
- バージョン管理システム(Git)
フレームワーク
フレームワークとは、システム開発を効率化できるツールのことです。
Webエンジニアとして働くのであれば、フレームワークを使いこなすことが求められます。
Ruby on Rails(Ruby)、Laravel(PHP)、React.js(JavaScript)などのフレームワークを扱えるようになると良いでしょう。
統合開発環境
統合開発環境(IDE)は、WebサービスやWebサイトを作成するための便利なツールです。
コードを書くテキストエディタや、バグを発見するデバッガーなども統合開発環境の一部です。
Webエンジニアがよく使う統合開発環境としては、Eclipse、IntelliJ IDEA、Aptana Studioなどがあります。
これらのツールは無料でダウンロード可能で、システム開発の現場でもよく利用されています。
バージョン管理システム(Git)
Gitは、分散型バージョン管理システムとして知られており、開発チームでコードや画像などを共有することができます。
また、コードの変更履歴を管理することで、どのコードが最新かを把握することができます。
Webエンジニアが開発を行う際には、Gitを使いこなすことが非常に重要です。
まとめ
今回の記事では、Webエンジニアという職業について詳しく解説しました。
Webエンジニアは、WebサービスやWebアプリケーションの開発を担当するエンジニアであり、様々なプログラミング言語やツールを使いこなす必要があります。
また、自由度の高い働き方や、自社開発のしやすさ、スキルアップの機会が多いことなど、多くの魅力があります。
Webエンジニアを目指すためには、プログラミング言語の習得はもちろん、フレームワークや統合開発環境、Gitなどの知識も必要です。
これらのスキルを少しずつでも身につけていくことで、Webエンジニアとしてのキャリアを築くことができるでしょう。