ブランディングとマーケティングの違いについて徹底解説!

2024.06.04(TUE)

マーケティングとセリングの違い

なぜマーケティングとセリングの違いを最初に?と思った方もいるかも知れませんが、前提知識として知っておくとスムーズに話が入ってくると思うので先に説明します。

セリングとは、販売のことです。
基本的には、お客様に対して商品やサービスを売り込むという意味合いが強いです。
一方、マーケティングは、お客様に選んでいただく仕組みを作ることを指します。
ドラッカー氏も「マーケティングの目的はセリングを不要にすることだ」と述べています。
つまり、マーケティングは売れる仕組みを作る活動です。

ブランディングとマーケティングの違い

ブランディングとマーケティングの違いについてです。
マーケティングが「売れる仕組み作り」であるのに対し、ブランディングは「売れ続ける仕組み作り」と捉えることができます。

マーケティングの特徴

マーケティングでは、商品の見せ方や伝え方を工夫し、見込み客に対して商品やサービスの良さを伝える仕組みを作ります。
短期的な成果を求めることが多く、具体的な方法としては、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STPマーケティング)などが含まれます。

ブランディングの特徴

一方、ブランディングでは、見込み客の心にブランドを刻み込む要素が含まれます。お客様に商品やサービスを体験してもらい、ブランドイメージを形成します。
ブランディングは中長期的な視点で取り組むことが重要で、マーケティングの要素も含まれますが、さらに広範囲な活動を指します。

ブランディングは、経営戦略の一部として、会社の目的を明確にし、その目的を達成するためのブランド対象を見定めるところから始まります。
そして、限られた経営資源をどのように効果的に使うかを考え、マーケティング活動を行います。

ブランディングのステップ

ブランディングは、企業や製品が市場でどのように認識され、顧客との関係を築くかを決定する重要なプロセスです。
このプロセスは、いくつかのステップに分けられ、それぞれが企業の長期的な成功に寄与します。以下に、ブランディングの各ステップを詳しく説明します。

1. 目的の明確化

最初のステップは、会社の目的を明確にすることです。これは、企業がなぜ存在するのか、どのような価値を提供しようとしているのかを明確に定義することを意味します。
企業のビジョンやミッションステートメントを作成し、それに基づいて目指す方向性や長期的な目標を設定します。
このステップは、企業の全ての活動の基盤となり、ブランド戦略の土台を築きます。

2. 対象の見定め

次に、ブランディングの対象を明確にします。
これは、どの製品やサービスをブランディングするのか、またはどの顧客層をターゲットにするのかを決定するプロセスです。
市場調査を通じて、顧客のニーズや欲求を理解し、ターゲット市場を特定します。
この段階での決定は、後のマーケティング活動やブランドコミュニケーションに大きな影響を与えます。

3. 経営資源の配分

限られた経営資源をどのように配分し、効果的に使うかを考えます。
資金、人材、時間などのリソースを最適に配分することが重要です。
例えば、広告予算をどれだけ投入するか、どのチャネルに注力するか、内部のリソースをどのように活用するかを決定します。
効果的なリソース配分は、ブランド戦略の成功に直結します。

4. STPマーケティング

STPマーケティングは、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの略です。

  • セグメンテーション:市場を異なるセグメントに分け、それぞれのセグメントが異なるニーズや特性を持つことを理解します。
  • ターゲティング:最も効果的にアプローチできるセグメントを選び、そのセグメントに対して集中するマーケティング戦略を策定します。
  • ポジショニング:選ばれたターゲットセグメントに対して、ブランドの独自の価値を明確に伝えるポジショニングを設定します。競合他社との差別化を図り、顧客の心の中に独自のポジションを築きます。

5. ブランドアイデンティティの構築

ブランドアイデンティティの構築は、見込み客がブランドをどのように認識するかを定義するプロセスです。
これは、ロゴ、カラー、デザイン、スローガンなどの視覚的・言語的要素を含みます。
ブランドの価値観や使命を反映し、顧客に一貫したメッセージを伝えることが重要です。
ブランドアイデンティティは、顧客に対して強い印象を残し、ブランドロイヤルティを築くための基盤となります。

6. コミュニケーション戦略

コミュニケーション戦略では、ブランドのメッセージを効果的に伝えるための方法を設計します。
これには、ネーミング、ロゴ、ウェブサイト、広告キャンペーン、ソーシャルメディアなどが含まれます。
ブランド体験を通じて顧客との接点を設計し、ポジティブなブランドイメージを築きます。
例えば、ユーザーがウェブサイトを訪れたときの体験や、SNSでのエンゲージメントなどが重要です。

7. PDCAサイクルの実行

最後に、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)を実行します。
これは、計画を立て、実行し、結果を評価し、改善するプロセスです。
お客様のニーズや市場の変化に対応し、常にブランディング活動を改善していくことが求められます。
例えば、新しいトレンドや顧客のフィードバックを反映させることで、ブランド戦略を進化させます。

まとめ

マーケティングは短期的な売り上げを目的とし、ブランディングは中長期的なブランド価値の向上を目指すものです。
現代の変化の激しい時代において、ブランディングの重要性はますます高まっています。
マーケティングとブランディングの違いを理解し、両者を適切に活用することが、持続可能なビジネスの成功に繋がります。

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