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制作会社が考える「LP制作から運用改善」までの流れ

2025.11.17(MON)

「ランディングページを作ったのに成果が出ない」
「公開後の改善方法がわからない」
——LP(ランディングページ)制作を検討している企業担当者から、こうした声をよく耳にします。
実は、LP制作の成功は「公開後の運用改善」まで含めた一連の流れで決まります。

本記事では、年間100件以上のWeb制作実績を持つlinedot designが、LP制作から運用改善までの具体的なプロセスと、成果を出すためのポイントを解説します。
これからLP制作を依頼する方も、既存のLPに課題を感じている方も、ぜひ参考にしてください。

LP制作で陥りがちな失敗パターン

多くの企業が経験する失敗は「作って終わり」のアプローチです。
デザインの美しさや情報量にこだわって制作したものの、公開後のデータ分析や改善施策が行われず、投資対効果が見えないまま放置されているLPは少なくありません。

LP制作の本質は「継続的な改善サイクル」にあります。
初期の完成度が80%でも、データに基づいた改善を重ねることで、成果は2倍、3倍と向上していくのです。

成果を出すLP制作の5つのステップ

ステップ1:目的とゴールの明確化

LP制作の第一歩は、達成したい具体的な目標設定です。
「資料請求を月30件獲得」「無料相談の申し込みを週5件」など、数値化された明確なゴールを設定します。

この段階で重要なのは、ターゲットユーザーの解像度を高めることです。
年齢層、職種、抱えている課題、情報収集の方法など、ペルソナを具体的に描くことで、刺さるメッセージやデザインが見えてきます。

また、競合分析も欠かせません。
同業他社のLPを調査し、差別化ポイントや訴求の切り口を検討することで、独自性のあるLPが生まれます。

ステップ2:戦略的な構成設計

ゴールが明確になったら、ユーザーを行動へ導くストーリー設計を行います。
一般的なLP構成は以下の流れです:

基本的なLP構成要素

  • ファーストビュー:3秒で興味を引くキャッチコピーとビジュアル
  • 課題提起:ターゲットが抱える悩みへの共感
  • 解決策提示:サービス・商品がもたらすベネフィット
  • 実績・事例:信頼性を高める具体的な数値や導入事例
  • 料金・プラン:わかりやすい価格提示
  • CTA(行動喚起):問い合わせや申し込みへの明確な導線

重要なのは、情報の優先順位です。
すべてを詰め込むのではなく、ゴール達成に必要な要素を厳選し、ユーザーの判断を助ける構成を心がけます。

ステップ3:デザインと機能実装

構成が固まったら、ブランドイメージを体現するデザイン制作に入ります。
linedot designでは「型にはまらない洗練されたデザイン」を重視しながら、同時に「専門知識不要で更新できる運用性」も実現します。

WordPressをベースとしたLP制作により、公開後のテキスト修正や画像差し替えが社内で簡単に行えます。
これは後の運用改善フェーズで大きなアドバンテージとなります。

レスポンシブデザインはもちろん、読み込み速度の最適化、フォームの使いやすさなど、ユーザー体験を左右する細部にこだわることが、コンバージョン率に直結します。

ステップ4:効果測定の仕組み構築

LP公開と同時に、効果測定の基盤を整えます。
Google Analyticsやヒートマップツールの導入により、以下のデータを可視化します:

  • 訪問数とユーザー属性
  • 各セクションの読了率
  • CTAボタンのクリック率
  • フォーム離脱率
  • コンバージョン率

特にヒートマップ分析は、ユーザーがどこで興味を失っているか、どこを熟読しているかが一目でわかるため、改善の優先順位をつける上で非常に有効です。

ステップ5:データドリブンな運用改善

ここからが本当の勝負です。
収集したデータをもとに、PDCAサイクルを回していきます。

linedot designでは、クライアントとの週一回の定例ミーティングで、データを共有しながら改善施策を議論します。
このような密なコミュニケーションにより、市場変化や季節要因にも柔軟に対応できます。

具体的な改善例

  • ファーストビューのキャッチコピーをA/Bテストで最適化 → CVR 1.2%改善
  • 事例セクションの配置を上部に移動 → 平均滞在時間が30%向上
  • CTAボタンの色と文言を変更 → クリック率が15%アップ
  • フォーム項目を削減 → 完了率が25%向上

小さな改善の積み重ねが、3ヶ月後には大きな成果の差となって現れます。

運用改善を成功させる3つのポイント

ポイント1:改善サイクルを習慣化する

月に1回は必ずデータを確認し、改善仮説を立てる習慣をつけましょう。
社内で担当者を決め、制作会社との定期的なレビュー時間を確保することが重要です。

ポイント2:大きな変更は段階的に実施

一度に複数箇所を変更すると、何が効果的だったのか判断できません。
1つずつ仮説を検証し、効果が確認できたら次の施策に進む方式が確実です。

ポイント3:ユーザーの声を反映する

データ分析だけでなく、実際に問い合わせた顧客にヒアリングを行うことで、数値では見えない課題が発見できます。
「どこで知ったか」「何が決め手だったか」といった生の声は貴重な改善のヒントです。

今日から始められる実践ステップ

既存のLPがある場合、まずは現状分析から始めましょう:

ステップ1:現状把握(1週間)

  • 過去3ヶ月のアクセス数とコンバージョン数を確認
  • ヒートマップツールを導入してユーザー行動を観察
  • 競合他社のLPと自社を比較

ステップ2:改善優先度の決定(3日)

  • データから最も課題のある箇所を特定
  • 改善によるインパクトと実施難易度をマッピング
  • 取り組むべき施策TOP3を選定

ステップ3:施策実行と効果測定(2-4週間)

  • 選定した施策を1つずつ実施
  • 変更前後のデータを比較
  • 効果があれば継続、なければ別の施策へ

新規でLP制作を検討している場合は、制作会社選びの段階で「運用改善まで伴走してくれるか」を確認しましょう。
納品して終わりではなく、その後のサポート体制が整っている会社を選ぶことが成功の鍵です。

まとめ:LP制作は「育てる」プロジェクト

LP制作は、公開がゴールではなくスタートです。
制作段階での品質はもちろん重要ですが、それ以上に「データに基づいた継続的な改善」が成果を左右します。

制作会社を選ぶ際は、以下の3点を確認してください:

  1. 運用しやすいシステム(WordPressなど)で制作しているか
  2. 効果測定の仕組みを標準で組み込んでいるか
  3. 公開後の改善サポート体制があるか

linedot designでは、納品時にカスタマイズされた「WordPress運用説明書」と「操作説明会」を実施し、クライアント自身で日々の更新ができる体制を整えます。
さらに、週一回の定例ミーティングで改善施策を一緒に考え、実行まで伴走する「制作後も安心のサポート体制」が強みです。

LP制作から運用改善までの一連の流れを理解し、正しいパートナーと取り組めば、投資対効果の高いWebマーケティングが実現します。


WordPressサイトの制作や運用でお悩みでしたら、linedot design(ラインドットデザイン)にお気軽にご相談ください。
貴社のニーズに合わせた最適なWeb制作プランをご提案いたします。

お問い合わせはこちら:https://linedot-design.com/contact/

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