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WordPressサイトのマルチデバイス対応チェックリスト|完全保存版

2025.09.09(TUE)

「スマホからアクセスした顧客が、すぐにサイトを離れてしまう」
「タブレットでレイアウトが崩れて、お問い合わせにつながらない」

このような悩みを抱えていませんか?
現在、Webサイトへのアクセスの約60%がモバイルデバイスからという時代において、マルチデバイス対応(レスポンシブデザイン)は企業サイトの必須要件となっています。

適切なマルチデバイス対応ができていないサイトは、ユーザビリティの低下だけでなく、Googleの検索順位にも悪影響を与えます。
実際、Googleは2021年から「モバイルファーストインデックス」を全サイトで完全実装しており、スマホ対応が不十分なサイトは検索結果で不利になる傾向があります。

この記事で解決できること

この記事では、WordPressサイトを運営する企業担当者の皆様に向けて、マルチデバイス対応の完全チェックリストをお届けします。
記事を読み終える頃には、以下のことが実現できます:

  • 現在のサイトの問題点を正確に把握できる
  • 具体的な改善方法と優先順位が分かる
  • すぐに実践できるチェック項目で段階的に対応可能
  • ユーザー満足度とSEO評価の両方を向上させる方法を習得

マルチデバイス対応の5つの重要ポイント

1. レスポンシブデザインの基本構造チェック

まず確認すべきは、サイトがレスポンシブデザイン(一つのHTMLで複数デバイスに対応)で構築されているかです。
WordPressの管理画面から「外観」→「カスタマイズ」で、デバイス別プレビューを確認しましょう。

チェック項目:

  • スマホ、タブレット、PCで同じURLでアクセスできるか
  • 画面サイズに応じてレイアウトが自動調整されるか
  • 文字サイズが各デバイスで読みやすいサイズになっているか(スマホで16px以上推奨)

2023年のGoogleアナリティクスデータによると、レスポンシブ対応サイトは非対応サイトと比較して、平均滞在時間が約40%向上し、直帰率も25%改善されています。

2. 表示速度の最適化

モバイル環境では、サイトの表示速度がより重要になります。
Googleの調査では、モバイルサイトの読み込み時間が1秒から3秒に増加すると、直帰率が32%上昇することが分かっています。

最優先で確認すべき項目:

  • 画像の最適化(WebP形式の使用、適切なサイズ圧縮)
  • キャッシュプラグインの導入(WP Super Cache、W3 Total Cacheなど)
  • 不要なプラグインの削除
  • CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の活用

Google PageSpeed Insightsで測定した際、モバイルスコア80以上を目指しましょう。
スコア50以下の場合は緊急対応が必要です。

3. タッチ操作とUI/UXの最適化

スマホやタブレットではタッチ操作が中心となるため、PCとは異なる配慮が必要です。
指で操作しやすいボタンサイズや配置、誤タップを防ぐ設計が重要になります。

具体的なチェックポイント:

  • ボタンサイズが44px×44px以上(Appleのガイドライン準拠)
  • リンク同士の間隔が適切に確保されているか
  • メニューがタッチ操作で使いやすいか
  • フォーム入力がスマホで簡単に行えるか

弊社の過去の制作事例では、タッチ操作を考慮した改善により、スマホからの問い合わせ率が平均で約60%向上しました。

4. コンテンツの可読性と情報階層

小さなスマホ画面では、情報の優先順位付けと見せ方がより重要になります。
ユーザーが求める情報に素早くアクセスできるよう、コンテンツ設計を見直しましょう。

改善すべき要素:

  • 見出し構造(H1〜H6)の適切な使用
  • 段落の長さ調整(スマホでは3〜4行程度が理想)
  • 重要な情報のファーストビュー表示
  • 画像とテキストのバランス調整

5. SEOへの影響と検索パフォーマンス

Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、スマホ版サイトの品質が検索順位に直接影響します。
特に重要なのは、構造化データの適切な実装と、モバイル向けサイトマップの設定です。

SEO観点でのチェック項目:

  • モバイル版でもPC版と同じ情報量が表示されているか
  • 構造化データがモバイル版でも適切に機能しているか
  • 内部リンクがすべてのデバイスで正常に動作するか

今すぐできる実践ステップ

ステップ1:現状分析(所要時間:30分)

  1. Google Search Consoleでモバイルユーザビリティエラーを確認
  2. Google PageSpeed Insightsでモバイル表示速度を測定
  3. 実機(スマホ・タブレット)で主要ページをチェック

ステップ2:緊急度の高い問題への対処(1〜2日)

  1. 致命的なレイアウト崩れの修正
  2. 表示速度が極端に遅いページの改善
  3. タッチ操作で問題のあるボタン・リンクの修正

ステップ3:段階的な改善実施(1〜2週間)

  1. 画像の最適化とキャッシュ設定
  2. メニュー構造の見直し
  3. フォームの使いやすさ改善
  4. コンテンツの可読性向上

ステップ4:継続的な監視と改善(月1回)

  1. Google Analyticsでモバイル指標を定期確認
  2. ユーザーフィードバックの収集と反映
  3. 新しいデバイスサイズへの対応

まとめと次のアクション

マルチデバイス対応は一度設定すれば完了というものではなく、継続的な改善が必要な取り組みです。
しかし、適切に実施することで、ユーザー体験の向上、SEO評価の改善、そして最終的には売上向上につながる重要な施策です。

今すぐ実行すべき3つのアクション:

  1. Google PageSpeed Insightsで現在のモバイルスコアを確認する
  2. 実機でサイトの主要ページをチェックし、問題点をリストアップする
  3. WordPressの管理画面から、レスポンシブ対応テーマが適用されているか確認する

これらのチェックを実施した結果、専門的な対応が必要だと感じた場合は、WordPress専門の制作会社に相談することをおすすめします。
適切な技術的改善により、サイトパフォーマンスは大幅に向上します。


WordPressサイトの制作や運用でお悩みでしたら、linedot design(ラインドットデザイン)にお気軽にご相談ください。
貴社のニーズに合わせた最適なWeb制作プランをご提案いたします。

お問い合わせはこちら:https://linedot-design.com/contact/

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